睨まれるのも一興

「なあ。思ったんだが、恭弥って男だけど相当美人だと思わねえか?」
「ディーノさん、また何を唐突に言い出すんですか」
「あれ、ツナ? お前が最初に言ったんだぜ。恭弥の顔ってきれいだから戦闘で傷がついたらかわいそうだって」
「それはハルが言ってたことを思い出して……転んだりしてケガとかするのももったいないって。あいつディーノさんのこともそう言ってますよ!」
「そうなのか? かわいい女の子にほめられるとうれしいぜ」
「あーまあ、そーですね。ヒバリって黙って座ってりゃ、女子も男子もざくざく寄ってきそうな感じがする」
「ざくざくってなんかヤな表現だな。ざくざく?」
「顔だけだろ、顔だけ。あいつ性格最悪じゃねーかよ」
「素直じゃねえな、スモーキン・ボム。顔だけ、つうことは、恭弥が美人だっていうのはお前も認めるってコトだな?」
「んなことはどーでもいい! 興味ねえよ!」
「あーでもおまえ、こないだヒバリとディーノさんが一緒にいるトコ見て、なんかむかつくって言ってなかったっけ。あれって絵面がきれいすぎていらつくって意味だと思ってた」
「…………よけいなコトを言うんじゃねー! しねっ!!」
「そうなんだ。欧米人は日本人形には無条件に弱いんだよな」
「てめーと一緒にすんな!!!」
「でかい声出すなって獄寺。外に聞こえる……」
「あ。ヒバリさんだ」
「君たち……そこで何の話をしてるんだい? もうとっくに下校時間は過ぎてるんだけど、殺されたいの?」
「ホントだ……すげー、なんていうか、びっじーん……」
「ヒバリさん目が据わってるよ。目が。やばいトンファーでたっ」
「イタリアじゃ美人が怒ると美人度三倍っていうけどホントだな」
「言えてるっすね。美人オーラ全開。出まくり」
「てめーこいつらが知らねえと思って、いい加減なコトをゆうなっ」
「てゆーか山本聞こえてる。ヒバリさんのトンファーがそっち向いたーっ」
「げっ! うそだろっ」
「これで結論でたな。やっぱ恭弥って」


「美人。だけど、めちゃくちゃコエー」